台湾の梅雨は、日本の梅雨と何が違うのか
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日本にも梅雨があります。
台湾にも梅雨があります。
同じ「梅雨」という言葉を使っていても、
実際に体験してみると、かなり違います。
台湾の梅雨は、
ただ雨が降るだけではありません。
湿気、暑さ、突然の大雨、そして乾かない洗濯物。
生活全体が、じわじわと水分に包まれていくような季節です。
日本の梅雨は「しとしと」
日本の梅雨といえば、
灰色の空、静かな雨、傘をさして歩く通勤路。
もちろん地域差はありますが、
イメージとしては「しとしと降る雨」です。
一日中、細かい雨が続く。
空気は重いけれど、どこか静か。
日本の梅雨には、少し文学的な雰囲気があります。
台湾の梅雨は「急に来る」
一方、台湾の梅雨はもっと激しい印象があります。
朝は晴れていたのに、
午後になると突然、空が暗くなる。
そして一気に雨が降る。
「え、さっきまで晴れてたのに?」
と思っている間に、道路には水たまりができ、
バイクの人たちは一斉にレインコートを着始めます。
台湾の梅雨は、静かに近づくというより、
突然スイッチが入るような感じです。
湿度の重さが違う
台湾の梅雨で一番つらいのは、
雨そのものよりも湿度かもしれません。
床がなんとなくべたつく。
服が乾きにくい。
部屋の空気が重い。
日本の梅雨も湿気がありますが、
台湾の場合はそこに暑さが加わります。
湿気と気温が一緒になると、
体感としてはかなりこたえます。
洗濯物が乾かない問題
台湾の梅雨でよくある悩みが、洗濯物です。
外に干しても乾かない。
室内に干しても乾かない。
乾いたと思ったら、なんとなく湿っている。
除湿機やエアコンの除湿機能が、
この季節にはとても重要になります。
台湾で暮らすと、
「乾く」ということが、こんなにありがたいことだったのかと気づきます。
バイク社会との相性が悪い
台湾はバイク社会です。
だから梅雨の時期になると、
雨の中でも多くの人がバイクに乗ります。
信号待ちで並ぶレインコート姿の人たち。
濡れた道路に映るライト。
急いで屋根のある場所へ逃げ込む歩行者。
台湾の梅雨には、
少し慌ただしい日常の風景があります。
それでも、どこか台湾らしい
不便な季節ではあります。
でも、台湾の梅雨には台湾らしさがあります。
雨が止んだあと、
街路樹の緑が一気に濃く見える。
濡れた道路に、店の明かりが反射する。
コンビニに入ると、冷房の空気が少し救いになる。
じめじめしているのに、
どこか生活感があって、
妙に記憶に残る季節です。
日本の梅雨は、静かで長い雨。
台湾の梅雨は、湿気と暑さをまとった、少し激しい雨。
同じ「梅雨」でも、
そこにある生活の感覚はかなり違います。
台湾を6月に訪れるなら、
傘だけでなく、湿気への覚悟も必要です。
でも、その重たい空気の中にこそ、
台湾の日常が見えてくるのかもしれません。


