台湾人気人形劇「霹靂布袋劇」全シリーズを一気に紹介!

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今日は「霹靂布袋劇」全シリーズを一気に紹介します。

1984年の「霹靂城」から現在放送中の「霹靂玄蒙」まで(2023年6月16日現在)
これを見れば一目瞭然↓

霹靂シリーズタイトル一覧


霹靂眼(全20話/各45分間)(1987/04――1987/08)

ストーリー:
 名声と利益、恩や怨みで争いの絶えない時勢。巨大な勢力を持つ組織「霹靂門」は、組織の機密を仕込んだ「霹靂眼」を奪回し機密が漏れるのを防ごうと躍起になっている。素還真は「白骨霊車宇文天」の真の身分を暴き、返って五大派閥の必殺対象になってしまう。また弟弟子“談無慾”とも「黄山八珠聯」の攻撃を理由に互いの名人録を以って智を争うことになる。素還真は度重なる困難を、その高度な謀略と卓越した武術で乗りきってきた。が、知恵者で名高い「欧陽世家」が暗躍、数多くの達人を買収して養子とし、各派閥の転覆を図った。素還真と「欧陽世家」の知力・武力比べは、ついに素還真の親友“一線生”の裏切りで幕を閉じる。素還真は”欧陽上智”の傘下にくだり、この時から”欧陽上智”を武林至尊として奉ることとなる。


霹靂至尊(全15話/各45分間)(1987/08――1988/02)

ストーリー:
  初めて武林至尊の位についた”欧陽上智”はたちまち暗殺されてしまう。野心家“宇文天”、“沙人畏”らは互いに騙し合い、王位を奪おうと目論む。”欧陽上智”は実は生きており、「月中天」に身を隠して陰から自分に背く者を制裁してゆく。“一剣萬生”は”蕭竹盈”を愛するあまり従者“葉小釵”を目の仇にし、葉小釵の妻”蕭竹盈”は恩返しのために”欧陽上智”の養女となり…誰もがままならぬ身である。南方の「十三聯鎖会」“半月郎君”は宝器「九天神罩」を利用して達人を集めるが、中原進出失敗。「十三聯鎖会」はその後“普九年”を軍師に据えて「太陽盟」を組織、“金少爺”を盟主に戴く。世の中は「斉天塔」「欧陽世家」「太陽盟」が鼎立する局面となる。


霹靂孔雀令(全10話/各45分間)(1988/02――1998/05)

ストーリー:
  孔雀王朝は“五妃”と三法統の反乱により滅びたが、忠実な僕たちは孔雀令を手形として世に潜み、適切な人物を選び出して王朝を復興させようとしていた。地法統“何世宗”は幇主となり、権力ずくで横暴な統治をしたため養子“何三色”の放逐に遭い「四鐘練功楼」に逃げ込む。天法統は“天吊神”と名を換えて、世に君臨できる秘宝「三寶九華経」を捜し求めた挙句、九華経を手に入れたことが災いし命を失う。“五妃”は“五剣鵰郎”を訓練して孔雀令を持つ全ての人物を殺そうとするのだが、“五剣鵰郎”が“天鷹宮主”に傾倒してしまい“何三色”との対立を招き、任務が滞ってしまう。孔雀王の友“普九年”は“金少爺”を新しい組織「無敵太陽盟」の盟主に据えて“巧龍半駝廃”、素還真などを取り込もうとするが、ついには“何三色”の真の身分を明らかにし、孔雀王朝に返り咲くのを助けることになる。


霹靂剣魂(全20話/各45分間)(1988/05――1988/09)

ストーリー:
  “欧陽上智”は横暴の度が過ぎて死刑島に監禁されるが、ほどなく囚われの人物は”欧陽上智”本人ではないとの噂が立ち始め、たちまちにして曖昧模糊とした局面となる。素還真と談無慾は救世を以って自任する“照世明燈”が実は大悪人”欧陽上智”なのではないかと誤解し、葉小釵の反感を買う。「雨台斉天塔」は“童顔未老人”の力を借りて「太陽盟」を潰そうと図り、“普九年”は秘法「臥虎蔵龍」を以って南覇天を復興しようと焦るが「十三聖殿関足天」の中原進出の野心に火をつけてしまう。素還真や“命七天”などの正義の士は力の限り敵に立ち向かうが、素還真の親友“一線生”が裏切り失敗、雷に打たれて報いを受ける。


霹靂異数(全40話/各45分間)(1988/09――1989/10)

ストーリー:
  「十三聖殿関足天」は兵を率いて中原に進出、各派閥同士の秩序を乱す。“太黄君”を頭とする「魔龍八奇」や邪教の「魔域」などもチャンスとばかりにのし上がり、天下を得んと互いに牽制し合い、しのぎをけずる。正義の士・素還真、葉小釵、金少爺…たちは天下の平和を維持するために手を取り合い、悪の勢力に立ち向かう。だが魔界の勢力は日ごとに大きくなり、任務は危険を極める。福星“秦仮仙”も正義のために奔走する。滑稽で突拍子もないのだが、ばかなやつほどかわいい理屈からか度重なる困難を次々と克服してゆく。
 「天虎八将」と「魔龍八奇」は正義と悪の二大組織で、素還真が八将を率い次々と悪の組織を討てば、“太黄君”も負けじと勢力を伸ばし、互いにしのぎをけずる。“崎路人”は咎人を探して千里はるばると旅してきたが、“紫錦嚢”たち正義の士の援助のもと、探し求める咎人“燈蝶”が“半尺剣”と名を換えて名を成していることを究明する。魔龍の頭“半邪郎”が復活して世を乱し、その兄は大義のために血縁を捨てる決意を固め、「妖人譜」を世に出し、正義の力が邪悪を滅ぼすことを願うのだった。


霹靂劫(全30話/各45分間)(1989/10――1990/09)

ストーリー:
  南覇天の「十三聯鎖会」は豊穣な中原を手に入れたいとたくらんでいたが、素還真は知勇無双、無勢で多勢を打ち負かしその名を轟かせたが、”欧陽上智”の肘鉄をかわすことが出来ないでいる。“燈蝶”は「太幻楼」の人事異動のチャンスを狙って陰謀をめぐらし、楼主“花影人”に成りすまし、その後順調に十八楼連盟の盟主に成り上がり、その権勢は各派閥にまで轟いた。「魔域」も隙を伺い蠢いており、「三途判」もこの機会に「天牢」を脱出し“半邪郎”らと結託して災いをもたらそうと企て、中原はきなくさい匂いが立ちこめる。
 “紫錦嚢”、“一休禅師”、“慈航渡”、“崎路人”…らの正義の士は紛争を収めようと奔走奮闘、危険を冒し自己犠牲の精神を以って邪教に立ち向かい、次々と邪教徒を平定するも、自らも多くの犠牲を出した。


霹靂天闕(全30話/各45分間)(1990/09――1991/08)

ストーリー:
  “花影人”は集境の“武皇”の名を騙って兵権を掌握、積極的に勢力拡大を図った。ちょうどそのとき、滅境もまた異変が起こっていた。「三途判」「十三邪霊」などの悪徒たちが苦境に逃れ、波風を立て始め、動乱と不安が巻き起こる。素還真、“一休禅師”、 “慈航渡”らは力を合わせて悪の討伐をする。彼等は「造世七侠」を組織して「三途判」「十三邪霊」に立ち向かう。“一頁書”が復活し、野心家“花影人”を裁き、真の武皇も復帰して自らの組織を立てなおす。やっと平和で穏やかな日々がおとずれた。


霹靂紫脈線(全20話/各45分間)(1991/08――1992/02)

ストーリー:
  「造世七侠」は7本の吸雷針を持って「七星拱月台」で邪を滅ぼす任務を遂行、「三途判」は吸雷針が発する雷電石火に包まれ身動きがとれない。吸雷針と「七星拱月台」が作り出す強力な磁力は「三途判」を死の淵まで追い詰める。「三途判」は徐々に雷電網によって溶解し、残すところ“鬼王棺”ただひとりが死に際でもがきあがいている。まさにこのとき、“金小開”が邪魔に入り、葉小釵に怪我を負わせ、“鬼王棺”はこの隙に脱出してしまう。皆、任務が達成できなかったことの矛先を“金小開”に向け、“金小開”は達人達に取り巻かれる。“至尊棺”が“金小開”を一時預かることとなる。“宇宙神知”は“鬼王棺”に毒を以って威嚇され、「三組の血縁関係にある者の血を集めて《神石之涙》を手に入れれば葉小釵の傷を治すことができる」と宣言する。素還真はこのとき初めて、“天下第一”が自分の息子素續縁であることを知る。“一頁書”は“宇宙神知”を救うため、自分が自ら劇毒に侵され、雲渡山で毒気は臨界に…


霹靂烽雲(全20話/各45分間)(1998/02――1992/06)

ストーリー:
  武皇はついに苦境侵略の野望をむき出す。毒に侵されなおかつ武皇、“萬魔天指”“鬼帝”などの強敵に取り巻かれた“一頁書”は力を振り絞って「巨書」をめくって掛日刀、流蛍剣を手に入れ、葉小釵に送るが、毒に抗し切れず心臓だけが動く植物人間になってしまう。中原の義士たちは“一頁書”を救うため、棺を天河に運び復活させる計画を練る。武皇・邪霊たちはその棺を奪って復活のチャンスを奪おうと企み、さまざまな罠を張り巡らす。素還真は「黒暗道」を通って道境を訪れ“孤愁先生”に会い、“孤愁先生”と将棋を使って天下の政局を語り合う。また、「慈梵碇」で“慈海渡者”の画像を見る。「三分縫」の中、は天鏡台の不可思議に疑惑を持ち、共に天鏡を打ち壊し、後ろの首謀者を暴くことを決意。このとき、鏡の中からまばゆい光が放たれ、“歿神”が姿を現す。


霹靂天命(全14話/各45分間)(1992/06――1992/12)

ストーリー:
  長期にわたって殺戮の繰り返される状態が続く中、“一頁書”、“歓喜佛”らはやむを得ず強烈な手段を使って武皇や鬼帝を討ったが、そのことで「魔界九龍」の騒動に火がついてしまう。悪の権化“鬼王棺”は素續縁を邪霊にしてしまう策略を巡らし、“金小開”も悪人に利用され殺し屋になってしまった。素還真と葉小釵は大義のもと血縁を犠牲にしなければならない決断に迫られる。そこで“一頁書”は「六聖会」を組織、素續縁と金小開を救い出し悪の勢力に制裁を加えようとするが、計らずも「六聖会」は水面下での腹黒い闘争が隠密裡に進められていたのである。
 このとき、謎の殺し屋”一刀起程”が出現。彼の目的は「魔界九龍」を殺し、「九龍図」を奪い取ること。一件また一件の血みどろ事件は、“一頁書”をして、犯人探しを急ぐあまりに陰謀者の罠にどんどんはめられてゆくことに。彼は仏教界が厳禁している必殺技「千里砕脳神音」を使用し殺戒を犯してしまう。“歓喜佛”は“鬼王棺”と“龍脳”の秘密を探るうち、ふとしたことで友である“慈海渡者”の行動がどこか怪しいことに気づく。いろいろと調べては見るものの、なかなかぼろが出てこない。“歿神”は、謎の殺し屋”一刀起程”が実は金小開であるという噂を流す。目的は世を捨てて引退しようとしている葉小釵を引き戻し、祖父と孫との血縁同士の殺し合いをさせるためである。“一頁書”は仏門の戒律に反したことから捉えられ、素還真や歓喜佛らは真相究明のため奔走する。裏の首謀者は一体誰なのか。だが、殺人犯たちは一人一人口をふさがれ、事件は迷宮に…


霹靂狂刀(全60話/各70分間)(1992/12――1995/02)

ストーリー:
  葉小釵は「友情之家」に送りこまれ療養することになり、“照世明燈”はこの場所に裏があることを発見し”一刀起程”を潜り込ませ、「友情之家」が奴隷を使って「無敵戦龍」を製造している秘密を暴こうとする。“鬼王棺”は“慈海渡者”、“南宮怖仁”に威嚇され、“不知名”が「九龍菩提経」を盗んだと嘘の証言をする。“一頁書”は自ら“不知名”の弁護を買って出るが逆に黄甫橋で玉砕する。“空劫半僧功”は“秦仮仙”に死体の保存方法を示唆して復活をほのめかすが、悪の勢力が“一頁書”の屍を狙ってまた争いが巻き起こる。“玄真君”らは“鬼王棺”を捉えて報復しようとするのだが“空劫半僧功”に引きとめられ、“鬼王棺”に真実を証言するよう要求する。しかし“慈海渡者”は秘密が漏れるのを恐れて“地蔵大如”の口を封じ、彼になりすましてしまう。三聖佛はそれに気づかず、罠にはまって行き、憤怒の的となる。“天残武祖”は“慕容嬋”の手紙を使って“乱世狂刀”を毒殺しようと計るも、義士たちが北武林に突入、素還真は殺戒を破って“天残武祖”の部下四残を殲滅、“天残武祖”は破れて非凡公子に助けを求めるが非凡公子は大義を理由にこれを拒絶する。非凡公子はその実素還真に対して敵意を抱くようになる。


霹靂王朝(全30話/各70分間)(1995/02――1995/10)

ストーリー:
  三大組織儒教・仏教・道教は長期にわたるいさかいが絶えずにいた。芸妓“萬縷絲”は【三教之子】を探し出せば三教各派を統合し戦火が鎮まるという噂をばらまく。一体誰が【三教之子】なのか、が大きな謎となる。正義が衰え悪が栄える風潮になっており、“秦仮仙”は素還真に新たに正義の力量を集めて悪に対抗するよう促す。統合されたくない三教は、【三教之子】抹殺指令を出す。“萬縷絲”は無辜の者に類が及ばないよう、7人の【三教之子】とおぼしき人物を集めて本物を突き止めるよう示唆する。そこで、7人のうち殺害された1人を除く6人が観風嶺に集まり、三教と各派もこぞってやって来た。嵐が吹きすさぶ予兆。素還真と空劫は殺戮が行われるのを懸念して、二手に分かれて儒教・仏教を停戦説得に行く。儒教・仏教はともに、【三教之子】殺害は道教の意見であると表明、実際には特別【三教之子】を抹殺する意思は二教にはないというのであった。“青陽子”は“千層雪”が魔域に殺害されたことを理由に素還真を殺そうと図るが逆に別の危機を招いてしまう。


霹靂幽霊箭1(全25話/各70分間)(1995/10――1996/02)

ストーリー:
  儒教・仏教・道教三教連盟が結成され、兵士達が家人の心配をせずに戦役に出られるよう、“魔魁之女”は女子供を海鯨島に安置することを提議、さらに仏教・儒教の機嫌取りをして信頼を得る。“青陽子”は「無敵戦龍」を作る原料となる楓岩を求めて西へ赴き、西丘という場所で“蟻天海殤君”“静天雲岫君”二人の異人に出会う。楓岩は「盤天洞」にあり、三年ごとに一回月と日が同じ空に懸かるとき「西丘之石」がオーラを放ち、「盤天洞」が現れるという。このとき、“鬼王棺”もこっそり後をつけてきていた。魔域の「血池肉林」では、“七重冥王”が“宇宙神知”の精気を吸い取ろうとしている。“七重冥王”が「血池肉林」に赴くときはじめて“秦仮仙”は“宇宙神知”を救うための守護符をなくしてしまったことに気がつく。仕方なく、守護符の送り主を探しに行き、空間移動のできる「挪体超空儀」の不思議な力によって西丘に降り立つ。“蟻天海殤君”は話を聞くと非常に驚き焦り、魔域に乗り込み“宇宙神知”の生命の危機を救おうとするのであった。


霹靂外伝―葉小釵伝奇(全6話/各70分間)(1996/02――1996/05)

ストーリー:
  名だたる剣士葉小釵は天機湖のほとりで三教教主との決戦を心静かに待っていた。が、計らずも事件に巻き込まれてしまう。各派閥が「乾坤五大神器」を得ようと血みどろの殺戮が始まろうとしていた。「巫石門」「唐皇教」はそれぞれ手下を使って神器―「十方霊動」を手に入れようと画策、葉小釵もたまたま“宇文知日”の生前の委託を受けたために彼らの抹殺対象になってしまう。“唐龍剣雲”は「乾坤五大神器」を奪取するために自らの兵力を著しく損ない、その義父“玉天璣”の指図を受けて守りを以って攻めに転ずる策に転向、宇文冰心”とその侍従を迎え入れようとする。ところが、“宇文冰心”主従は禍を避けるため、とっくに「十方霊動」を葉小釵に送ってしまっており、また、“半部禅”がもう一つの神器「血不沾」を所有していると漏らす。このことが広まり、またしても各派閥の抗争が始まる。天機湖で釣り糸を垂れ思索する葉小釵は達人“驚虹留恨”に挑まれ、傍で見ている“秦仮仙”“業途霊”は大いに気をもむ。


霹靂幽霊箭2(全20話/各70分間)(1996/05――1996/08)

ストーリー:
  素還真と一頁書は秦仮仙の死をめぐって衝突する。魔族“血霊魔尊”は空前の礼を尽して鄭重に“智慧之星・玉天璣”を軍師として迎え入れ、魔族を取りしきらせ、無敵戦龍を奪取して天下を取ろうと企んだ。「不帰路」での三教教主と三教伝承者の決戦の行方を誰もが固唾を飲んで見守っている。素還真は“玉天璣”を引っ張り出すのには成功したが、逆に戦局のゆがみを招いてしまう。幸いなことに一頁書と“霹靂怪傑”の援助を得て、三伝人は死を免れるが、このときから一頁書と素還真の溝が深まってしまう。“乱世狂刀”は“玉天璣”の招きを拒絶、妻“慕容嬋”と二人で隠居生活を送りはじめる。“玉天璣”の高飛車な圧政は魔族内部の反感を招き、石像を復活させて反乱しようとするが失敗に終わる。非凡公子は日本へ帰る途中災難に遭い、海中を漂い苦しみを味わうが、ふと海を漂う屍を憐れんだことがきっかけで救われる。海を漂う屍―浮屍は非凡公子が【三教之子】であることを見抜き、秘伝「破世陰字」を伝授することを決意する。浮屍の実の正体はなんと、”欧陽上智”であった。


霹靂英雄榜(全50話/各70分間)(1996/08――1997/04)

ストーリー:
  仏教・儒教二教及び各派閥の代表は青陽子の招きを受けて「聖龍口」へ赴く。青陽子は各派の力を統合する「合修会」の理念を今一度世に掲げたいと説明したが、「合修会」が嘗て悪の限りを尽したことから反発を招く。後、“因果来”は「明吾凡洞」を訪れ葉小釵に、青陽子が「合修会」を再結成して三人の伝承者を護法に据えたいと考えていることを告げる。“瀟湘子”は“風雪生”を「聖龍口」へ派遣、天下二分の計を伝える。青陽子が全く興味を示さないと知るや、“風雪生”は青陽子と素還真の間の感情を壊そうと目論む。「無極殿」は人々の驚きの声に満ち溢れる。人々の予想に反して、新たな武林至尊はなんと“金小開”であったからだ。非凡公子の謀略のもと、葉小釵はやるせないうめき声を漏らし、孫の前に跪く。倫理は打ち砕かれ、血縁の情は断ち切られた…。「無極殿」を離れた後、三教たちは瑠璃仙境に集まり、素還真を説得、素還真はとうとう「三教授命者」の職務を引きうけ、に授命金牌を取りに「三教聖陵」へと赴く。


霹靂烽火録(全30話/各70分間)(1997/04――1997/10)

ストーリー:
  “魔魁”は霊山で“霊山双嘆”と大決戦。吸星大法は向かうところ敵なしだったが、左派が毒をばらまき、霊山上のすべての敵を毒殺してしまった。“大嘆”は時が味方しないと悟るや、自らを犠牲にして“小嘆”を救おうと決意する。大勝利をおさめた魔魁は霊山を「碁山不落日」と改名、一時にしてその勢力を大きく伸ばした。瞬く間に血なまぐさい雰囲気が立ちこめてくる。素還真は「神剣」を得るために“談無慾””欧陽上智”と協力体制をとるが、神農医譜を差し出すよう迫られる。女殺し屋“零”は“雪狼”の敵討ちのため素續縁を追うが、途中二人とも“一字刀”・“雙龍背”・“六分刀”に狙われる。このとき“零”は“雙龍背”に怪我を負わされ、素續縁は彼女を手厚く手当てする。“零”は素續縁をひとまず見逃すことにするのだった。同時に、暴れ馬のような新世代銃士“雙龍背”は“零”に愛慕の情を抱き、はちゃめちゃな攻勢をかけはじめる…。


霹靂風暴(全40話/各70分間)(1997/10――1998/04)

ストーリー:
  海鯨島では三伝人が魔魁と大決戦を繰り広げ、島の外では“百錬生”が、並みの者では“火紀天官刺爺爺”にはかなわないと見るや、わざと後方から“刺爺爺”を襲い、「玄都」におびき入れ、魔魁と“刺爺爺”の間の誤解が生まれ衝突となる。勢いに乗じて憾宇神剣を手に入れた“百錬生”は剣を“六聡”に譲渡、面倒を恐れた“六聡”はうそ死にをして難を逃れようとするが、“百錬生”は秦仮仙に訃報をあちこちに伝えさせ、“非凡公子”・“大鴻臚”たちを葬儀に招いてしまう。洞窟の中、三達人が心を合せて魔魁に立ち向かえるようにさせたい一心の一頁書は自分の持てる限りの功力を“乱世狂刀”に譲り渡した後、身体に異変が起こり、頭上の舎利子が徐々に落ち始める。またひとつ、大きな事件が起ころうとしているのだ。魔界の復興を目指す“龍閣梭羅”は“聖母”の指示に従い、「不邪天」に赴き“金裨善”を訪ねる。数々の困難を克服してようやく“金裨善”が「不邪天」を離れ、彼の魔界復興を手助けすることを承諾させる。60年に一回集う“九大奇人”は集会場所が外に知られたため三日延期して改めて集まることになったのだが、九大奇人の一人“八趾麒麟”になりすました“百錬生”は大胆にも、三日後の集まりに“六聡”は出席できないと断言する。九大奇人の会は、全員が出席できない状況のもと、3対4の票決で九番目の兄弟易水楼主――“大鴻臚”が魔魁に対抗するのを手助けし、易水楼が潰されるのを防ごうと決定する。


霹靂狂刀之創世狂人(全50話/各70分間)(1998/04――1999/01)

ストーリー:
  正義と邪悪の対立は治まるところを知らず、不安の毎日が続くとき、一人の奇人が出現した。“創世狂人”その人である。“創世狂人”は卓越な智慧を誇っていたが、性格は傲慢にして孤高。自作の創世経典を以って世界中の人々の心霊改革をし、世を救おうとしている。登場したての“創世狂人”は功を焦り、逆らうものは殺す方式で自らの創世理念を広めようとしたため、誰もが戦戦兢兢となってしまった。「耶摩天」の“黒白使者”や素還真・“莫召奴”たちは、“創世狂人”が道を誤るのを防ぐため、なんとか彼の考え方を改めさせようとするのだった。ところが再び「汗青編」などの陰謀家が邪魔をしてくる。また、易水楼主は手下を率いて毒に冒された傲笑紅塵を取り囲む。易水楼主の「冷若冰霜」が傲笑紅塵に直撃する。傲笑紅塵はなかなか勝負が決まらないと見て水中に飛びこむが、水に触れると症状があらわれる「見水封喉」の毒にあたっていたため、毒が回って気絶し、流されてしまう…。易水楼主は“霊奴”を“耆老迷”に行かせ、風上から毒を放ち出入りするものは残らず殺すよう命令。秦仮仙と二精霊は“業途霊”の首を携えて「冷水坑」へ。秦仮仙は爆薬でもって洞窟の入り口を爆破するが、ちょうど“創世狂人”は素續縁を救出しようとしていたところで、爆発の中“創世狂人”は洞窟を飛び出す。秦仮仙は“五通”が教えた救命方法を“創世狂人”に伝える。“創世狂人”は“業途霊”が首を刎ねられたと知り、秦仮仙に「耶摩天」に行き復活させる方法を求めるよう示唆する。


霹靂雷霆(全30話/各70分間)(1999/02――1999/07)

ストーリー:
  “雲廬剣僧”が自らの功力を全て“創世狂人”に譲り渡した後、一頁書は再度その姿を現す。「九本真経」の出現が世の混乱を招き、野心家達が一人一人浮かび上がってくる。大汗帝国の陰の首謀者“四飛天”も中原に対して触手を伸ばし始める。彼らの最初の目標は“傲笑紅塵”であった。“莫召奴”はかつて彼の日本脱出を助けた恩人――“流金歳月の主・楼沈沈”に出くわす。“楼沈沈”はひそかに“莫召奴”に想いを寄せていたが、彼女の夫“操刀者”は残虐非道、妹の命を盾に“楼沈沈”の手で“莫召奴”を殺せと迫る。仏門の聖地――「清蘅夢土」の主・“蘅佛子”は何と“四飛天”の上司で、“蘅佛子”と“寒雨夢中人”の二人は陰で結託、「九本真経」を手に入れようと画策していたのだ。このほか、魔界の「天魔録」の封印が解かれ、封じ込められていた魔が続々と現れはじめた。妖魔が舞い降り、人々の危機がおとずれる。“天魔”と“魑魔”は互いに対立、戦いの中で、魔界の権力を一手に掌握する“天魔”は“魑魔”の仕掛けた罠にはまり、囚われの身となってしまう。


霹靂英雄榜之江湖血路(全40話/各70分間)(1999/08――2000/02)

ストーリー:
  素還真は三達人と“酔剣東岳”、“五通”、“魯九”たちを率いて「血肉長城」に突入、“魑魔”の征伐に成功する。この時「血肉長城」も“魑魔”の滅亡によって崩壊する。皆必死で脱出を試みるが、既にかなりのダメージを負っているところへ謎の三人の覆面の刺客に教われ、一髪千鈞の危機。幸いなことに一頁書が到着、覆面の刺客は手におえないと判断、四方に散った。一頁書はそのうちの一人を追いかけ、それが四飛天の一人“聖法”であることを突き止め、二人は一回で勝負を決める戦闘をすることとなる。一頁書は驚くべき技“菩薩印第十式”を繰り出す。「九本真経」の謎は解かれ、“天下第一人・長楽君”が出現、素還真の九宮図が最も優れていることから、これから成立させる「安楽園」は素還真が天下第一人を受け継ぎ君主となることを提議するが、素還真は「安楽園」に加入しない意を表明、一頁書とともに引退を宣言する。


霹靂英雄榜之風起湧第一部(全20話/各70分間)(2000/02――2000/06)

ストーリー:
  “臥雲”は“環児”が素還真であることを証明する為、雲渡山でやむなく背負った剣を抜く。子供の姿の“環児”はたちまち乳幼児になり、“司馬剣秋”の手配のもと、六条の光芒が現れ幼子を連れ去り、「滅元塔」に入れてしまう。その中の一筋の光は「雨風飄揺」に住む“瀟瀟”であった。”瀟瀟”を探し、“環児”を助けるため、“琴魔”はひとりで「雨風飄揺」に入りこみ、”瀟瀟”に殺されてしまう。
 “司馬剣秋”と“大愚”はともに天下第一人であるという正体が明らかになる。“大愚”は魔界の裏切り者を通じて「聖城」の秘密を知り、手下の大軍を率いて「聖城」を攻撃、“聖母”はこれで命を落とす。“天魔”も追い詰められ「近日峰」に身を投げ、生死不明に。“認吾師”は父“司馬剣秋”に悔い改めるよう説得するが、“司馬剣秋”は自分の考えを捨てず、“認吾師”は“臥雲”への約束を果たすため一人で「滅元塔」に乗りこみ、命を落とす。正義の士は“環児”を救うため苦戦を強いられるが、こんなときに限って、一頁書が雲渡山を封山することを宣言する…。


霹靂英雄榜之風起雲湧第二部(全30話/各70分間)(2000/06――2000/12)

ストーリー:
  復活間もない金小開は、祖父葉小釵のために新しい刀と剣を手に入れようと、“半花容”のそそのかしにのって「火霊脈」と「香山落日頭」に赴き、「神剣」と「刁刀」を手に入れる。計らずもこれによって剣神“窮八極”の息子を殺してしまう。息子の仇を討つため、“窮八極”は金小開を自ら殺めるだけでなく、その妻“自在天女”をもつけねらう。”瀟瀟”の度重なる加護もむなしく、逃亡を続ける“自在天女”は金小開の子を産み落とした後この世を去る。“自在天女”を愛する”瀟瀟”は、佳人と一緒にいることだけを望み、「雨風飄揺」を崩壊させ、自らを“自在天女”とともに埋葬するのだった。素還真は乱世の禍の種“邪神”を成敗するため神剣を手に入れようと心を砕き、雲門の“佾雲”・“韶雲”・“瑟雲”・“曲雲”、そして“半花容”と連携して邪神を誅する。最後、邪神はついに滅びたが、“韶雲”・“瑟雲”・“曲雲”らは重傷を負い、これをチャンスと見た“半花容”に殺されてしまう。“佾雲”は同門の兄弟の仇を討つため、拂水楼で生死を賭けた決戦に臨むのだった。


霹靂英雄榜之争王記(全30話/各70分間)(2001/01――2001/05)

ストーリー:
  天下は分割と統一を繰り返している。数々の戦火を経て勢力の淘汰が進んだ。まさにこのとき、上古時代の七界の王――七星の星が突然その輝きを増した。これは災いと滅亡の予兆であり、たちまち七星抹殺の混戦状態に突入する。“蒼雪生”が“柳依依”に古書に記載されている七星の描写を聞かせた―エゴイストの老剣客・迷宮づくりに長けた子供・卓越した知性を持つ君子・爪を武器にした女性・“不二刀”に酷似した刀王・あと一人は姿形の記載がなく、ただ同時に大勢の人を攻撃できるとのみ記されているもの・最後の一人は理解力がずばぬけて、細かいことにこだわらない人…これらの描写に符合する“不二刀”・“病剣叟”・“苗逢春”などが野心家の攻撃対象となる。この七星を掌握する七星之主の正体こそ、皆が積極的に探し求める目標であった…


つづく…

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