手に取ってみて「重っ」食べてみて「旨っ」
台湾通の間ではすでに有名でしょうか。
パイナップルケーキといえば、台湾観光土産の代表格。
台湾みやげで貰う贈るは茶葉かパイナップルケーキか、といって過言でないみやげ二大巨頭のひとつ。
市内観光ツアーでみやげものや立寄りの時に試食させられたりしたり、
空港免税店やデパ地下、スーパー、いたるところで出会うパイナップルケーキ。
これだけの数、まさに星の数ほどあるパイナップルケーキなので、
ひとまとめにしてはいけないくらい、内容には差があります。
よく聞く話ですごく残念だ!と思うのが、
甘いもの興味ない方や、見た目の素朴さにあまり興味持たずにいた方が
土産物屋などで試食して、「なぁんだこんなもんか。」と、いわば最悪の第一印象をもってしまうパターン。
この出会いは最悪ですね、
その後台灣滞在中にどんなにすてきなパイナップルケーキに出会ったとしても
<パイナップルケーキ = 台湾銘菓というけどたいしたことないお菓子>認定しちゃってますから
「あぁ、なんだかパッとしない、よくありがちな果物ジャムのケーキか」くらいに思ってスルーしちゃいますね。
こういう人に出会うと、ほんとうに残念に思いますね。
いいたとえが思い浮かびませんが、
105円くらいのみたらし団子しか知らない人にとってはお団子っていうのはまあたいしたことない和菓子ですが
老舗和菓子屋のこだわり手作り団子はけっしてたいしたことない和菓子ではありませんね。
パイナップルケーキというのは、サクサクほろほろのケーキ生地の中に、パイン餡が入っている物をいいますが、
このパイン餡、最近の流行は「土鳳梨餡(=台湾産パイナップルを使った餡)」。
伝統的なパイン餡は、パインと冬瓜を使った餡で、
「土鳳梨餡」の方が、パインの繊維質と酸味を強く味わえます。
でも、冬瓜を加えるほうがコストは抑えられますから、
土鳳梨餡の方が価格はお高めになります。
甘みと酸味のバランスや繊維の処理加減、ケーキ生地との相性など
手をかけるところが増えるわけで、当然です。
どちらがおいしい???
これはけっこう個人差があります。
伝統的なパイン餡も根強い人気がありますし、土鳳梨餡こそがパイナップルケーキだという人もいます。
ホテルのベーカリーが作るパイナップルケーキが、今とても人気があります。
台北アンバサダーホテルのパイナップルケーキも土鳳梨餡のパイナップルケーキ。
1個約55gもあって、まずその重量感に驚きます。
ほどよい酸味が効いた餡はもちろん、さすがホテルのベーカリー、生地もとってもおいしいんです。
ぜひ一度、ご賞味ください。