【布袋戯】とは?④『口白』

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【布袋戯】とは?---その④『口白』

布袋戯のセリフは「口白(コゥバィ)」というが、口白の担当は、一人。一人の台詞師がすべての登場人物のセリフを言う。

そのため、台詞師は布袋戯において、非常に重要なポジションをしめる。

布袋戯の台詞師は「五音」という発声を習得することが必須とされる。この「五音」は基本役柄の「生」「旦」「淨」「末」「丑」で、声音を使い分けることでこれらをすべて一人で演じることが可能となる。

訓練をつみ発声をコントロールすると、一人で数十種類のキャラクターを演じ分けることができるという。

台湾の国宝級の布袋戯の大先生・黄 海岱氏(故人)は、基本五役柄の演じわけがすばらしく明確であったという。女性の役も様々な声音を使い分け、演じ分けたという。

また、黄 海岱氏の孫の黄 文擇氏は「八音才子」の異名を取るほど、様々な声音を使いキャラクターを演じ分ける。彼は霹靂布袋戯のセリフを担当しており、霹靂布袋戯の人気の確立は彼の功労も大きいといえよう。

上記の写真は「八音才子」黄 文擇氏です(from Ya-chanの愛読書:戲台後的掌中歳月~41ページ)

—>> その⑤ は 『台湾の布袋戯』

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