恋愛の神様・月下老人がまつられる台北龍山寺の恋愛成就のお守り!

恋愛の神様・月下老人も鎮座する、
台湾最古の寺・台北[舟孟][舟甲]龍山寺。

およそ100余りの神様がまつられ、祈り願う人々の供える線香の煙が絶えることのない古寺。

恋愛の神様・月下老人の霊験もあらたかで、お礼詣で(お礼詣り)に来る人も少なくありません。

月下老人が結ぶ「姻縁」、恋愛成就のお守りは、
「姻縁」(婚姻の縁)の文字と、赤い二つのハートの刺繍が施された小ぶりな可愛らしいお守り。
いつも身につけておけますね^^

◆月下老人とは?

中国・唐の時代に、韋固(いこ)という若い男がいた。
彼は旅の途中、ある晩、月光の下で一心に何やら本を読んでいる一人の老人を見かけた。
老人は赤い糸がいっぱい入っている、大きな布袋を持っていた。

韋固は老人に、何の本を読んでいるのかと聞いた。
老人は「この世の男女の縁組み帖を見ている」という。
韋固が「袋の中のこの赤い糸は何に使うのか」と聞くと、老人は「この赤い糸は、夫婦になるはずの男女の足首を結び合わせるために使う。二人が仇同士であろうが、遠く離れていようが、貧富の差がどんなに大きかろうが、この赤い糸で結び合わせると、二人の縁は生涯変わらず、夫婦となる」と言った。

韋固は米市場のほうへ向かう老人の後をついて行った。
前から3歳位の女の子を抱いた、目の不自由な婦人が歩いてきた。
老人はその3歳くらいの少女が韋固の将来の妻だと言った。
韋固は、老人が自分を侮辱しているのだと思い、立腹し、下僕にその少女を殺すよう命じた。
下僕はナイフで少女を一刺しして逃げた。

あっという間に14年が過ぎ、戦勝の手柄を立てた韋固は州の長官の娘と結婚することを賜った。
娘はとても綺麗だが、眉間に傷あとがあった。
韋固が不思議に思い、長官にたずねると、「14年前、子守があの子を抱いて米市場を通った時、暴徒にわけもなく刺された。致命傷とならずすんだのは不幸中の幸いだった」と言った。

韋固は、驚きすぐさま14年前のことを思い出した。
彼は緊張しながら、さらに「その子守というのは目の不自由な婦人でしょうか?」と聞いた。
長官は「その通り。だが、どうして知っているのか?」と問い返した。
韋固は老人の予言がその通りになったのと知り、驚き、しばらく言葉も出なかった。
彼が長官に、14年前の夜のことを話すと、長官も非常に驚いた。
韋固は「あの老人の話は冗談などではなかった。天意には背けない。男女の縁組みは神様が決めるものなのだ」と悟った。
韋固と娘はこの縁をいっそう大事にして、相思相愛の幸せな生活を送った。

やがて、赤い糸を結ぶ老人を「月下老人」と呼ぶようになり、「赤い糸」と言えば婚姻のことを指すようになった。

他にもお守りいろいろ▼yachia.com > 中華のお守り(護身符)

You cannot copy content of this page