1キロ50元→2元じゃあやってられない

台湾・雲林麥寮鄉のある農家の白菜畑。
「欲しい人は自分で摘んで持って行って」
白菜タダ!持っていき放題!に喜ぶ人も少なくなかったそうですが、
なぜこんなことになったかといえば、
白菜の値が暴落したから。

9月は台風や雨のせいで需要と供給がかい離しすぎ
1キロ50元にまで高騰した白菜の価格。
雨季が過ぎ、台風が過ぎ、それでもキロ8元はあったのが
麥寮鄉の近頃の天気は季節風が強く吹き、かつ暑さもひどく
菜葉は強風にやられてしまってとうとうキロ2元になってしまったそうです。

1キロ2元では収穫したり箱詰めしたりするコストのほうがかかってしまうということで
次の耕作をするためにも、収穫をあきらめて、畑を解放、
残ったものは肥やしにすることにしたんだそうです。

日本でも、野菜の価格は不作・豊作、需要と供給のバランスによって
つねに変動すると思います。
家計をやりくりする立場だと大きすぎる変動は困りもの、
高価よりは安価がいい、となりますが、
手間暇かけて精魂こめて野菜を作っている農家の人たちのことを思うと、
安いばかりを求めてはいけないなと思いました。

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