序曲:霹靂の世界観I

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霹靂シリーズのストーリー連載を始めるにあたって
霹靂布袋戯の世界観をご紹介します。
日本での霹靂布袋戯迷(迷=ファン)の裾野が広がる手助けになればいいなあと思います。

<武林>
日本語読み=ぶりん
台湾語読み=むりん
杭州の古い呼び方といわれ、あるいは中国語圏の大衆娯楽小説の武侠小説で使われる言葉で、この場合には「武術を身につけた者たちが所属する社会」を指す。
文人たちのコミュニティ「文林」の対義語として使われ始めたという。
いくつもにわかれた武術の門派で構成された社会で、一般社会とは異なる独特の倫理観、道徳観を持つ、武侠小説の舞台である。
「江湖」も同じような意味で使われることもある。

<江湖>
日本語読み=こうこ
台湾語読み=がんおう
もともとは、江西省と湖南省、または江川(大きな川・長江)と湖泊(湖・洞庭湖)を指し、中國文化の中においてはさまざまな意味を含んだ言葉である。
官に対する民間、世間一般の意味、禅宗僧侶という意味、武術を身につけた者たちが所属する社会の意味などがある。
武侠小説や霹靂の世界では、侠義を尊ぶ道徳観や、官への反撥、一般社会とは異なる価値観で動く独特の世界として憧憬も込めて描かれている。
「武林」も同じような意味で使われることもある。

<正道>
日本語読み=せいどう、しょうどう
台湾語読み=じんどう
正義の側の方のこと。正義の味方。
対義語は邪道。

<中原>
日本語読み=ちゅうげん
台湾語読み=でぃおんうぁん
もっとも基本的な意味は、黄河の中下流一帯の平原のこと。古代において中国や中州や中土と同じ意味で、周辺の異民族(漢民族からみての)に対して、文明の中心地という意味。
武侠小説の世界では、武林の覇権を争う場所、または世界の中心となる場所という意味で用いられる。

<中土>
日本語読み=ちゅうど
台湾語読み=でぃおんと
人々が住む陸地のこと。

★霹靂系列(霹靂シリーズ)とは
簡単にいうならば!
『素還真というリーダーが中原の正道たちを率いて、次と次と襲いかかる悪の組織と戦い、武林を守る物語』

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