霹靂タンゴ王~「錦嚢」って、何?

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さて、早速ですが、本日ご紹介のタンゴは「錦嚢」です。

素還真や一頁書のような智者が、周りの人に「錦嚢」を渡すシーンがよく出てきますね・・・

錦囊=錦嚢
発音:「ギンノーン」
意味:錦(にしき)で作った袋。古代中国の人が大切な詩の原稿や貴重な機密品を入れるのに使いました。
   中国歴史小説や武侠小説などに「錦嚢を手にして」「錦嚢を背負って」などと出てきますね。

<応用編>
「錦囊妙計」
意味:錦(にしき)で作った袋の中に入っている妙策のことを指す。
出典:
三國演義、第54回[:びっくり:]
三國(魏、蜀、呉)が三國並び立ち、覇権争いを繰り広げているころ。
呉の周瑜は献策して、劉備は妻を亡くし、孫權を妹婿のために招いて、
蜀の策士・諸葛亮(孔明)は相手の計略の裏をかいて計を図り、
人を呉國に派遣して縁談を取り持ち、同盟国となった。孫權はこれに答えた。劉備に呉で婚姻を完成するよう頼んだ。
劉備は騙されること(策にはまること)を恐れ行こうとしないので、
諸葛亮はこう言った「ご主人様、ご心配なさるな。私には三つの妙計があります。
趙雲に任せてやらせればよいのです。」
そこでこっそり趙雲に言った「あなたは主公を守り呉へ行きなさい、ここに三つの錦嚢があります。
なかには三つの妙策が入っている。頃合いを見て順に実行しなさい。」

のちに、「銀嚢妙計」という言葉はここから変化して一人歩きし、
前もって意外な出来事に対処する計画をして、急なことを解決する効果的な方法という比喩で使われるようになりました。

<上級編>
諸葛亮(孔明)がからんだ故事成語や慣用句は、これ以外にもたくさんあります。

「三個臭皮匠勝過一個諸葛亮」
→凡庸な人でも三人集まって協力して考えれば一人の諸葛亮に勝てる
=三人寄れば文殊の知恵。
なんていう、日本にも同じような意味の故事成語があるものもありますね。

諸葛亮や三国志は、日本でも人気がありますね。
最近では、日本でも活躍している金城武さんが諸葛亮を演じた映画「赤壁 レッドクリフ」が好評で、三国志熱が再燃したとききました[:拍手:]

[:URL:]<レッドクリフをもっと知りたい場合>[:URL:]

[:URL:]<三国志をもっと知りたい場合>[:URL:]

[:URL:]<孔明をもっと知りたい場合>[:URL:]

布袋戯にも故事成語がたくさん出てくるので、知っていると、より理解が深まりますね[:グッド:]

勉強になりましたか??
今度、霹靂を鑑賞する時にはよく見て聞いてみてね~

それでは、See You Next Time~

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