中国語(Chinese)とは・・・

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今回は、中国語のお話です。

中国語、とひと口に言うので、中国語とは一つと思っている人も多いかもしれません。
日本語といえば一つで、方言があるというかたちですよね。
ですが中国語「Chinese」というといろいろあります・・・

日本で「私は中国語が話せます」というと
多くの場合「北京語が話せる」と受け取られますね。
日本で売っている中国語学習の教材は、簡体中文(Simplified Chinese)がほとんどです。

中国語が何を指すかというのを
国連から見ると:
・国連の6つの公用語の一つ。
・「中華民國=台湾」及び「中華人民共和国(中国)」の公用語。
・シンガポールの4つの公用語のうちの一つ。

欧米人から見ると:
多くの中華圏の人が話す言葉のこと。

日本人から見ると:
「中国語」のはかには、よく「北京語」、または「マンダリン」とも呼ぶ、中国の人が話す言葉のこと。

台湾人から見ると:
「國語」、「中華民國=台湾」の公用語でもあり、「国」の言葉でもある。

中国人から見ると:
「普通話」、「中華人民共和国」の公用語でもあり、「国」の言葉でもある。

東南アジア諸国から見ると:
中国語は「華語」、全ての中華圏の人に通じる言葉。

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でも、実は中国語って、話す地方によっていろいろあるんです。
「北京語」「広東語」など、聞いたことがありますか?

よく日本の人には「日本の方言みたいなものでしょ?」と言われたりします。
「方言」という言い方はわかりやすいんですが、
日本語がわかるようになったら「日本語の方言」とはちょっと感じが違うと思いました。

「日本語の方言」は日本語の中のちょっと異なるものという感覚があると思いますが、
中国語のいろいろの場合はそれぞれ独立した言語という感じです。
日本語の方言を話す人は日本語を話せますよね。
でも広東語を話す人で北京語を話せない聞き取れない人はいっぱいいます。珍しいことではないです。

でもある地方で使われている言葉=「方言」という意味では、中国語にはたくさんの方言がある、といっていいと思います。

中国:
北京には「北京弁」、通称「北京語」。
でも、中国語≠北京語!
「中国語」は総称です。「北京語」はただの「北京弁」です。
中国の首都は北京なので、日本では中国語の公用語=マンダリン=北京語と思われていることが多いんですが・・・
厳密にといえば、実は単なる北京で使われている巻き舌の多い中国語方言の一つです。

上海には「上海弁」、現地では「上海話」と呼ぶ。北京に比べると巻き舌音は少ないです。

四川には「四川弁」、現地では「四川話」と呼ぶ、などなど。

台湾:
台湾には「台湾弁」。(私たち現地の人はそれが標準な中国語だと思い込んでいるのですが、全体からみると、ただ中国語の方言の一つですね)
もう一つメジャーの方言があり、私たちはそれを「台語」か「閩南語(ミンナン語)」と呼ぶ。
「閩」は「福建」の略称、福建省南部で生まれた方言。
福建周辺の人たちが当初台湾に移住した時に、この方言も一緒に連れて行った。

香港:
現地の人は「広東語」か「粵語」と呼ぶ。
「粵」は「広東」の略称、広東省で生まれた方言、その人たちが香港に移住した時に、この方言も一緒に連れて行った。
巻き舌音というより投げつけるような音が多い。
繁体字を使っているので香港と台湾ではお互い発音できなくても書けば意思の疎通が図れたりする。

結論といえば、「中国語」はあくまでも「Chinese」の総称で、中にもいろいろ方言があります。

機会があれば、ぜひ聞き比べてみてくださいね![:グッド:]

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