台湾クレーンゲームの本質は「自販機」?!
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皆様はクレーンゲームを遊んだ経験があるのではないでしょうか?
中には様々な景品がおいてあり、ついつい自分の腕を試したくなりますよね。
日本では、これに特化したクレーンゲーム大会もあり、数々の達人が生み出されました。
写真撮影 by YACHIA.COM
台湾で初めてクレーンゲームが登場したのは’90年代前半でした。
中国語で「夾娃娃機」といいます。「夾」は挟む・掴むことで、「娃娃」はぬいぐるみです。
当時は台湾全土で人気だったのですが、数年後、徐々に廃れていきました。
近年、なぜかまた急に流行ってきました。
しかし、規制の関係で今度は「選択式自販機(選物販売機)」と名前が変わりました。
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なぜ「選択式自販機」と呼ばれるでしょうか?
それは本当に「自動販売機」だからです・・・。
台湾政府側の解釈です↓<原文はこちら>
「選物販賣機是由消費者以選物付費方式直接取得陳列販售之商品。」
(”消費者が一定の金額を支払うと、同等の商品が手に入る “)とのことです。つまり、中にあるのは景品ではなく商品です。
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トラブルがあったとき、オーナーに助けを求めることができるように、各クレーンゲームにはオーナーの電話番号が記載される義務があります。
さらに最も重要なのは、「商品名」と「必ず取れる保証価格(保證取物価)」も明記しておかないといけません。
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何回も挑戦し、コインを入れ続けますと、「保證取物価」に到達しましたら、スペシャルモードに入ります。急遽BGMが変わって、クレーンの掴力も急激に高まります。しかも、遊び放題で確実に商品が取れるまで何度でもプレイできます。
で、普段はどうなるかといいますと、クレーンは人為的に弱くされ、何の掴力がないんです。もはや台湾のクレーンゲームの前でどんなテクニックでも一切通用しないのです。話の次元は根本的に違います。なぜなら、これは技やテクニックなどで勝負するクレインゲームではなく、「選択式自販機(選物販売機)」だからです。
日本では、コイン一枚で取れるのは神技で上手だと褒められるかもしれませんが、このような「海老で鯛を釣る」行為は、台湾では法律で賭博行為(ギャンブル)とみなされます。また、実際、大昔一部のオーナーがわざと取れないようにクレーンを弱くするケースもありました。政府は消費者の利益を守るために規制を厳しくして「選物販売機」になったのです。
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つまり、台湾のクレーンゲームはあくまで取れるまでのスリルを堪能するだけで、取引の本質は、「一定の金額を支払って等価物を手に入れる」ことなのです。
逆に考えますと、表示の金額分を確実に払うなら、取れないことはないです。
今度台湾に来るときは、クレーンゲームの裏事情を知ったうえでプレイしてくださいね。
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