映画「太平輪」会見 ‘神秘的’金城武はそっくりさんも”嬉しい”

映画「太平輪」出演の金城武は、バラエティ番組にほとんど出ませんし
SNSで情報を発信したりしないので、プライベートが‘神秘的’な俳優です。
映画「太平輪 The Crossing」の記者会見では、プライベートについて問われましたが
「還是一樣」独身であると答えました。
また、台湾各地にたくさん「金城武」がいることについて、それを聞いた時うれしく思った、と答えました。(選挙候補者で似ていると言われた人がいた、CM撮影した大木が名所になった、などのこと)

監督・呉宇森は、今回のキャストたちは脚本を気に入って自ら参加してきたと言いました。
寇世勳はギャランティを受け取らず、黒木瞳は航空券さえも自分で買って参加したそうです。
劇中、高校生を演じるくだりがあったそうで、金城武は恥ずかしかったそうです。
撮影時に通りかかった黒木瞳は「いま何歳を演じてるの?」と金城武を笑ったそうです。

映画「太平輪 The Crossing」は「太平輪沈没事件」を改編した作品で金城武、章子怡(チャン・ツィイー)、宋慧喬、黄曉明(ホァン・シャオミン)、長沢まさみ、秦海[王路]、楊貴媚、黒木瞳などアジアのスターが共演します。
「太平輪沈没事件」は、民国38年(1949年)1月27日、中聯企業公司の豪華客船・太平輪が上海から台湾基隆へ向かう途中で起きた海難事故。
この時代は国共内戦の後期で、中国大陸から脱出しようとした多くの難民がいました。彼らはすでに満員の太平輪に金やコネを使ってなんとか乗船。乗船券を持つ乗客と船員のほかに乗船券を持たない乗客約300人が乗っていました。
1000人の乗客のほかにも多くの貨物を積んで過積載となっていたうえ、航海灯を消灯して夜間航行をしていました(夜間外出禁止令を避けるため)。そして、白節山付近で、基隆市を出発した2700トンの石炭や木材を積んだ建元輪と衝突しました。
翌早朝、通りかかったオーストラリア軍艦が35人を救助しましたが、冬の海に長時間いたため、そのうちの女性1人は亡くなりました。オーストラリア軍艦の記録では、最終的に救出した生存者は34人(男性30人、女性4人)で、事故現場付近の島の漁師が救出した人々(未記名人員)がいて、合わせて生存者は約50人前後と、大きな被害を出した事故でした。

映画は前編・後編に分かれて、前編が台湾では2014年12月5日から公開になります。
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