台湾のおせち

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先日は、春節の過ごし方と簡単にまとめました。
今回は、台湾の年越しの食べ物をご紹介します~

旧暦12月24日は「神様を送る日」
神様を天に送り返し、神様は玉皇大帝に各家の善悪を報告し、初四(新年の4日目)に再び神様を家に迎えます。
「送神早、接神遲」といって、神様を早く送って遅く迎える、のが神様をすこしでも長く休ませて天でいいことをたくさん言ってもらうように、ということが言われます。
なのでお供え品は甘いものを用意します。「吃甜甜,説好話(甘いものを食べて、良い話をする)」

神様を送った後は、年越しの準備です。

旧暦12月25日に挽面(顔のうぶ毛をとる)をして、26日は大掃除の日。
その合間には、春聯など吉祥の装飾品(お正月のお飾り)を買ったり、花市で金桔樹などの花を買ったり。

25~26日になると年恕aを蒸しはじめます。

現代は、買って準備する人も多いです。暮れの市場には年恕aがたくさん売られています。
暮れに年恕aを食べるのは、「恕a」と「高」が同じガオという発音で、「年年高」「歩歩高升」の意味をかけてのことです。
向上するようにということですね^^

年恕aには、甜恕X(甜年恕a):甘いもの、
菜頭恕X(蘿蔔恕a):大根餅、
發恕X(發恕a):花のような形で「發財」の意味が込められている、
芋仔恕X・包仔恕X:芋餅 があります。

最近では、五行發恕aというものも売られているようで、

五色五味の發恕a(ファーガォ)にそれぞれ意味もかけられているそうです。
杏仁:白屬金 - 精神安定、災いは消え、困難は解決する
抹茶: 綠屬木 - 事業・学業すべて順調にいく
黑糖: 黑屬水 - 臭気(悪気)を払い,健康、事がうまく運ぶ
莓: 火屬紅 – 想像力アップ、いいことが続々やってくる
桃: 黃屬土 – 指導力がアップし、あらゆる財運がやってくる

年恕aは、中華圏でも地方によって(北京、広東、福建、上海、台湾など)材料も作り方も様々なので、
もし、旧正月の時期に訪れることがあったら味わってみると楽しいと思います。

そのほか台湾のおせち料理に出るものは、
餃子(元寶):財を招いて宝を得る。
火鍋:一家団欒
魚:「年年有餘」魚と餘(余る)が同じ「ユゥ」の発音。魚だけは食べきってはだめで食べ残します。

鶏:鶏丸ごと。家族全員の福を祈って。
蘋果(リンゴ):蘋と平が「ピン」で同じなのでそれにかけて、「吉祥平安」を意味する。
湯圓:一家団欒、事が円満に、という意味。
年柑(みかん):吉の意味。
丸子(団子・練り物):魚、エビ、肉と三種ある団子で、円満を意味

このほか、同じく縁起を担いで、大腸、包子、韭菜、紅棗などが台湾の年菜(おせち料理)です。

日本のおせち料理とはずいぶん違いますね[:楽しい:]



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