台湾の公的な身分証明書・「身分証」
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このあいだ、東京と千葉の一部地域のコンビニエンスストア[:セブン:]で
「住民票の写し」と「印鑑登録証明書」を発行するサービスが始まる、というニュースを聞きました。
あらかじめ住民基本台帳カードが必要だそうですが
でも、役所が遠方の人や日中働いている人にとっては便利になりますね。
台湾にも、独自の公的な身分証明書がありますよ[:男:]
それは・・・
「中華民國國民身分證」といって、略称「身分証」。
アメリカのようなsocial security numberがついた公的な身分証明書です。
日本の国民ID番号制度は住民基本台帳ネットワークですが、
あまり普及していないそうです。(普及率は3%というのをきいたことがあります)
身分証明には運転免許証を使う、という話をよくききます。
ペーパードライバーなのに、身分証明のために運転免許証を保持している、という人もいるそうですね。
また、国民ID番号制については、抵抗感のある人が多い、とも聞きました。
台湾の「中華民國身分證」は
1995年から、手書きから印刷に変わり、男性の身分證は浅黄色、女性の身分證は赤紫色でした。
それから新式の身分證が2005年12月21日から始まり、
2006年12月31日には交換が完了し、性別で色分けすることはなくなりました。
免許証くらいのサイズで、携帯するにもラクな大きさになりました。
「中華民國身分證」のid番号、中華民國「身分證字號」(アメリカのようなsocial security number)は、
10ケタで、最初は大文字の英字に始まり、9けたの数字が続くかたちです。
その英文字は最初の戸籍登記の行政地区を表します。
A 台北市 B 台中市 C 基隆市 D 台南市 E 高雄市
F 台北縣 G 宜蘭縣 H 桃園縣 I 嘉義市 J 新竹縣
K 苗栗縣 L 台中縣 M 南投縣 N 彰化縣 O 新竹市
P 雲林縣 Q 嘉義縣 R 台南縣 S 高雄縣 T 屏東縣
U 花蓮縣 V 台東縣 W 金門縣 X 澎湖縣 Y 陽明山管理局
Z 連江縣
アルファベットの次にくる最初の数字は男性が1、女性が2。
写真提供:WiKIPEDIA
表
裏
ID番号と身分証があるのが普通と思ってきたから
日本で、たとえば銀行口座をつくったり携帯電話を契約したりするときに
免許証も健康保険証もパスポートもない人はどうしているんでしょうか??
住民票を多めに買っておくのかな??
身分證字號の活用:
携帯電話や会員登録など、申し込み書には、必ずといっていいほど身分證字號を入力する欄があります。
これは、身分の偽造を防ぐ為。
偽名を使ったり架空の連絡先で申し込むことができないようにするためですね。
でも、犯罪はさらに進化している台湾では、[:撃沈:]
身分證を偽造することが可能![:撃沈:]
なので、身分證だけで身分証明はOKなはずのところ、「保険証」も提出が必須となるんです。
「双証件」の提出を求められた場合は、身分證 + 健保カードを提出します。
これは今ではもう、普通のことになりました。
これでは便利なのか便利でないのかわかりませんね・・・[:冷や汗:]